「燃えよ笛吹き」の掲示板に書いたものです。

金色のフルート 投稿者:ピッコロネットのふえふき  投稿日: 1月 7日(日)09時34分00秒

 

この書き込み、興味のある方もいらっしゃると思い、私のHPに書いたものを更に詳しくしてあります。年末にヤフーオークションで落札した総銀に24Kメッキした米国KING製のフルートが昨日届きました。ちょっと長いですが、その感想文です。

まず、えっKINGのフルート・・・?? 事前にちょっと調べましたが情報がありませんでした。米国で中古品でゲットしたという出品者の話では、多分試作品だったのではないか・・とのことでした。当時の購入額は、今回の買値の2倍ちょっととのことでした。

外観は、10年前のもの相応(以上)に、価格相応(11万でした)にくだびれておりました。特に頭部管は、落とすか派手にぶつけるかしたのを直したんじゃないか!? って思わせるような感じ。はっきり言ってヒデエ・・・という状態でした。金メッキも日常の手入れ(磨き)をし易い部分は薄くなっていて地肌の銀になっている部分もありました。管体、キーポスト、キー等は、確かに銀製でした。

試奏後、よく点検したら・・・キーシャフトの止めネジは大半が緩んでガタガタ、シャフトネジもオイルが黒ずんで固まっており、油切れ状態。ヘッドコルクの締め付けネジは緩んでるしコルクも痩せてユルユル状態。管外面だけではなく、音穴側面や管内面も手入れ不足で曇っていました。救われたのは、タンポだけ。すべて交換したらしく、その後ほとんど使っていなかったような感じで真新しいものでした。オークションの紹介文では、キー・タンポは、すべて交換調整済みとなっていましたが・・・

直ちに完全分解&完全オーバーホール&コルク交換&内外面の磨き出し&バランス調整等を行ないました。たっぷり半日かかりました。一応、フルート暦だけは長いので、分解点検・調整等の作業は、ほぼ完璧にできると自負しております(^^;;   雑談ですが、ピアノの調律も自分でやっています。
結果、凹みは別として、動きは問題なし、輝きも戻り、そこそこの外観を取戻しました。女房のCAMELが。「エッ!? これ、さっきのフルート!! 別物みたい・・・呆れた」と呆れていました。

 中古楽器のオークションは、試奏できないこと、現品コンディションやケース等の付属品を確認できない等の問題がありますので、自分で点検、修理ができない人はやらない方が無難ですね。
今回の場合だと、外に依頼すれば、最低でも5万円の追加出費になるでしょうね。 

 そんな笛でしたが、音は予想外に良い音でした。普段使っているYAMAHAの銀(クローズド)とSANKYOの銀(リングキー)と比較した結果を書いておきます。

物理的に一番重いのが、このKING。他に比べるとズッシリという感じです。
管厚があるせいか、内外面、全面金メッキのせいか、わかりませんが非常に芯が太く中低音の独特の艶が乗る感じです。特に低音が輪郭がはっきりしたパワーのある音で相当遠くまで響きそうです。高音は、ちょっと出しにくいですがまあまあの音色です。音程には、あまり問題を感じません。吹奏感としては、MURAMATUよりも少し大きめ抵抗感があるようです。ある程度吹き込むタイプですが、パッと前に音が出る感じ等、気に入りました。
 これを吹いてからYAMAHAに変えると寝息で音がでると思えるほど鳴りやすいのを実感します。その代わり鳴りの限界点が低いのも良く分かります。部屋の中でこじんまりと吹く人には、YAMAHAの方がよいでしょうね。SANKYOよりも音が遠くに響く感じです。但し、私のSANKYOは、高音域に輝きと艶があるので、良し悪しではなく、好みの問題でしょうね。

 オーバーホール後の現品写真を私のHPの音楽アルバムに追加しておきましたので、興味がある方は眺めてください。引き続き吹き込んでみますが、多分・・・私のメインになると思います。

 色々問題がありましたが、総銀+24Kメッキで11万円の笛としては、とりあえず合格点ですかね。以上、オークション報告でありました。

そうそう、こんな笛を買った理由・・・  一度は金色の笛を吹いてみたい・・・という実にアホな理由でしたとさ(^^;;;;;;;;;;